9-nine-ゆきいろゆきはなゆきのあとの感想を書こうと思います。
プレイした感想を自分の言葉で残しておきたいというもので
ネタバレばかりなので未プレイの方は絶対続きを読むを開かないでください。
(スマホからだと続きから読むないみたいなので未プレイの方はブラバお願いします)
結論からいうとすごく面白かったです。
・今回のヒロインについて
結城 希亜ちゃん
黒髪、胸控えめの幼女体型
僕が18歳の頃ならドストライクだった外見。
おまけにcv.夏和小さん
鬼に金棒ですね。
厨二キャラというのも人気高そう。
ただまあここのつからはるいろでは個人的にはそこまでキテなかったんですよね。
単純に刺さる人には刺さりそうだなあって感じ。
僕の嫁は九條 都なので・・・
そんな気持ちでゆきいろをプレイし始めたのですが、やっぱりスポットがあたる今回のゆきいろでは期待以上のヒロイン力を感じました。
まずは"王道ギャップ萌え"
厨二設定キャラに当然備わっている(個人の感想です)キャラ崩壊した時のかわいさですね。はるいろでも猫好きな一面を隠しきれていなかったですが、そんなの序の口で、今回はキャラ崩壊にこれでもかってくらい振りきってましたね。
特に主人公が、希亜を女の子として意識しているとわかってからの猛アプローチが可愛すぎて悶えてました。
あと他の3作品とは明確に違う主人公の呼び方が「あなた」という少しだけ他人行儀のものだったのが最初から「新海くん」呼びなのも良かったですね。
次に戦う理由
希亜は幼いころに自身の妹を飲酒運転で起こった事故で亡くしています。
その過酷な経験から死というものに対して極端な拒否反応と社会のルールを破るものが許せないという正義感をもっていることが今作で明かされました。
都がもつ「持つ者は持たざるものに与えないとならない」というノブレスオブリージュの精神とはまた違った正義感ですね。
彼女がもつアーティファクト「ジ・オーダー」は作中唯一ラスボスのイーリスにとどめをさせる能力でしたが、他の枝でトラウマを乗り越えることができず失敗してしまいます。今度こそイーリスを倒すために過去にとらわれず先に進もうとする希亜が、これまでの枝で何度も仲間の死を経験してもうだれも死んで欲しくないという主人公の翔に惹かれるのはなるべくしてなったのを感じられました。
・ストーリー
(※各1~2週しかしてないので考察を間違えてたり見逃してるところがたくさんあります。ご了承ください。)
まず前回のはるいろで明かされたこと
過去・未来に介入して望まない未来を剪定してやり直したり枝別れさせよりよい未来にする作中最強のアーティファクト「オーバーロード」の持ち主は、主人公の翔ではなく翔の同一存在である僕たちゲームプレイヤーであること。
翔は自身の体内にあるアーティファクト「世界の目」の欠片の能力でゲートを開いて同一存在であるゲームプレイヤーの「オーバーロード」を観測(記憶をインストール)していたこと。
これらの設定をみたときは震えましたね。このゲームすげえ・・・ってなりました。
だからオーバーロードが発動するときプレイヤーに「やり直す」という選択肢を選ばせていたんだなって。
なにより明確に作品の中に僕たちプレイヤーが存在する世界観がすごく面白いなって感じました。
ゲーム序盤
ここいろからはるいろまで当然やったよな・・・?って感じでいきなりラスボスであるイーリスを倒して塵も残さない方法を模索するところから始まります。
それぞれの枝の様々の時間を行き来する今回のシステムは最初からワクワクしましたね。
なぜ今回、結城 希亜がメインヒロインなのかも、イーリスにとどめをさせるアーティファクトを持つからという理由からでしたね。
オーバーロードの正体がわかったのでこれまでの3作と違い、明確に一人のヒロインを攻略するって感じがしました。
これまでの3作は行動の違いでヒロインが決まっていたので。
あと好きなゲームでだいたい言ってるかもですが今回もOP曲が強い・・・
「DEAR MY WAKER」
作曲は堀江翔太さんなので強いのはわかっていたんですけど
歌詞もクリア後に聴くと意味がわかって鳥肌がたちました。
中盤
厨二設定キャラと素の部分ギャップ萌えで終始悶えてました。
意外?と打算的な甘え方も可愛すぎやろ、、、好き・・・
それ以外にも先述した彼女のパーソナルな悩みが明らかになっていき、守ってあげたいヒロインではなく、一緒に戦いたいと、そう思えるヒロインだなって思いました。
終盤1
このゲームバトルシーンがほんとアツい!
テキスト、絵、音楽、声優さんの演技から頭の中でバトルシーンが勝手に再生されていきます。
ただバトル自体はイーリスの圧倒的慢心でイーリスがあっさりやられちゃうので、
この時はあれ・・・もう終わり・・・?って感じでした。
あまりにも消化不良な感じでエンディング曲も流れ始めたのでもしかしてまだ続編出すんかなーって感じでムービーみてたら、いきなりEDが巻き戻ってビビりました。
さっきまでのバトルシーンまで巻き戻り、とどめを刺したと思っていたイーリスが復活していったセリフ
「アーティファクトは、人が創り出したもの。オーバーロードも、例外じゃない だったら、私にも創れるはずでしょう?」
絶望感が半端なかったですね・・・
画面の前でえ・・・?え・・・?ってなってました。
オーバーロード強すぎやろ無敵やんWWWWって思ってましたがまさか相手も使ってくるのは予想していませんでした。
これは案の定でしたが与一もイーリス側について、ただただみんなが虐殺される姿をみているのは本当に辛かった・・・
この時の翔の腕の中で息を引き取る希亜のシーンと、挿入歌の「Squall」はとても印象的でしたね。
ここからはひたすら鬱パート
何度戻っても、どの場面にいっても与一とイーリスによってみんなが虐殺されてしまう・・・
お互いがオーバーロードで死なない状況で、もうだれも死なせたくないという理由で戦っていた翔と、守るべきものが何もない、そもそもそういう概念がないクソサイコパスの与一とじゃ、どちらが精神的にまいるのが早いかなんて火を見るよりも明らかですね・・・
プレイしていた僕ももうやめてくれ、もういいだろって気持ちでいっぱいでした・・・・・・
時間遡行もので何度やり直してもなにをやってもうまくいかないという鬱展開は定番といえば定番ですがつらいものはつらいですね・・・
とりわけつらいのがもう休もうと自宅に戻った時、希亜の死体と都、天、春風のアーティファクトを与一がもってきて待っていた時は、本当にそこまでするのか・・・・という怒りとつらいがごちゃ混ぜになった強い憤りを感じました。
終盤2
翔「お前とみんなをつなぐ。俺にできるのはそこまでだ。お前が伝えてがくれ。必要だと。みんなの力が。」翔がプレイヤーに呼びかけたこのセリフ。
最終戦、翔が魂を宿っていない都、天、春風、希亜の幻体を作り、翔の世界の目の能力とプレイヤー自身のオーバーロードで今までの枝の4人をつなげて同調させる演出は今作1番アツかったですね。
同調したヒロイン4人が揃ったCGを見たときは感動しました。
今回というか9-nine-をやっていて一番良かったと思ったのはここですね。
ゆきいろプレイ前は分割商法の都合上4部作の最後のヒロインである希亜の√で全てが解決すると思っていたので都が一番好きな僕にとってどうしてもモヤっとした気持ちが残ってしまうって思っていたんですよね。でも杞憂でした。
今までプレイしてきた他の枝で作った絆は無駄じゃなかった。
この事実がめちゃくちゃ嬉しかったです。
ここからの逆転劇は気持ちよかったですね。
今までやられた分どっちが悪役かわからないくらい徹底的に与一を追いつめる翔がすごく良かったです。
向けられた悪意を奪いそれをお返しするという自身のアーティファクトをフル活用して活躍する都を見れたのも良かった。
最後の希亜がイーリスにとどめを刺す「ジ・オーダー フルアクティブ!」ってセリフも最後に技名がクソデカくなる少年漫画ぽいアツさがあって最高にアチアチでした(こういうのが好き)
最後ジ・オーダーを少しだけ躊躇ったのもトラウマを乗り越えてないわけではなくイーリスの同一存在であるソフィーも巻き込んでしまうからというのも優しい希亜らしかったですね。
結果的にソフィーは消えなくてご都合主義感は少しありましたがハッピーエンドだけどちょっぴりビターな終わり方より、何も気を病まないハッピーエンドのほうが僕は好きです。ご都合主義万歳。
以上わかりにくい文章と少ない語彙でしか書けませんでしたがとても面白いゲームでした。
とても書ききれないですが4部作のたくさんの設定や伏線をうまく回収してるところが多いのも良かったですね。
あとエピローグの
剪定をされておらず、最悪の結末へと分岐してしまう可能性のある、カケルに影響を受けた人間の行動によって分岐してしまった枝って、
ここのつここのかここのいろの都BADの枝ですよね。
都が試しに翔の記憶をみてしまった時に己の罪に気づいてしまって罪悪感で一人で行動して石化されてしまった枝。あの枝だけ都の行動の違いで分岐してしまっているので。
あのシーン正直個人的にはかなりのトラウマですが、都の続編FDがでそうなのは楽しみです。